冬になると心配なことは

けんこ~コラム・14

冬になると心配なことは

初雪のニュースがあったり、最低気温が更新されたり。
暦は大寒へ。
いよいよ冬本番です。


冬といえば心配なのが、
心筋梗塞や脳梗塞などの血管障害のリスクが一年で一番高いことです。


寒くなると、私たちの体は血管を収縮させて、
体温が低くなりすぎないように調節をしています。
血管が収縮した状態が続くと、血液の流れが悪くなり、
さらに狭い血管の中を血液が流れるように努力します。
そうして血管に大きな負荷がかかってしまうわけです。

朝起きた時やお風呂に入ろうとして服を脱いだり、
布団をでたりして、体が寒さを感じた時にその状態になりやすいのです。
なので、寒暖差がある冬が一年で一番リスクが高いという訳です。


寒暖差があるからといって全員に脳梗塞や心筋梗塞などの
血管障害が起こるわけではありません。
血管障害の起こる仕組みはこうです。


高血圧など様々な理由により、血管の動脈の壁が弾力を失い、
もろくなるという動脈硬化がまず起きます。
そして、動脈硬化が進むと、血管の内膜が厚くなり異常な“こぶ”ができてしまいます。

この“こぶ”が破綻すると、血液中の成分である血小板が破れた部分に集まり
“かさぶた”のような血栓を作ります。
血管内にできる“かさぶた”は都合の悪いことに血管を詰まらせてしまいます。


血管が詰まったものが脳にできることを脳梗塞、
心臓の筋肉にできると心筋梗塞になります。
血管が詰まって細くなってしまった結果、血管の他のところに圧が急激にかかり、
破裂してしまうことが起こってしまうのです。
これが脳に起こってしまうと脳出血になるのです。


こういった病気の原因になっているのが動脈硬化や高血圧、
糖尿病、脂質異常などといった血管にダメージが起こる状態です。
こういった症状は、特に痛みなどが起こらないために
徐々に体を蝕んでいくため「サイレント・キラー」とも呼ばれています。

だから、大きなことが起こらないうちに健康診断などで
血圧や採血で体の中のことを調べていき、
未然に防げることを予防していくのです。
コロナウィルスの流行で、昨年は健康診断に行けなかったと
言う方もいらっしゃるかとは思います。


健康診断は良い結果を出すためではありません。
ご自身に起こりうるかもしれない大きなことを防ぐために、
その兆候を発見して未然に対処するためのものです。

みなさんの血管は元気でしょうか?
健康対策を意識した皆さんは、おそらく同年代の方よりは
元気なお体ではないかと推測しています。


にんにく玉本舗 燦樹さんの企業理念は
みなさまの日頃の健康維持に貢献することによって、国民医療費の低減と、
保険料負担増額に頼らない、 日本の貴重な財産『国民皆保険制度』の健全な維持に、
一企業としてお役に立つことを目標にすることだそうです。


様々な企業さんがいらっしゃいますが、私と母はこの理念が気に入って
この会社に注文しようと決めた理由の一つでもあります。
食事や生活習慣に気を使って冬でも元気でいられること。
こんなありがたいことはないですね。
                                     難波


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