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にんにく卵黄専門店
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■ 当社の使う中国産にんにくについて |
昨今の中国製品の報道に関連して、当社の使用しているにんにくへのお問い合わせもいただくようになりました。
みなさまのご関心、ごもっともだと存じます。
わたくしも、より安心してお召し上がりいただきたいと心より願っております。
特に、当社の場合、原料のにんにく・卵黄から有効成分を精製・抽出するのではなく、「煮詰める」製法でございますので、原料の安全性・出来上がった製品の安全性には万全を期して臨んでおります。
まず、意外に思われるかもしれませんが、より安全性を確保するため、当社では、中国産の有機栽培にんにくを使用しております。
当社が使用しているにんにくは、中国産とはいえ、日本の有機栽培表示の認定を審査する日本農林規格登録認定 アイシーエス日本株式会社 と NPO法人 日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会(JONA)の有機栽培認定をうけた専用農場で栽培されております。
もともと、「有機栽培」「無農薬」などの表記は、日本農林規格(JAS)の審査規定をクリアした農場の作物でしか表記が許されないものです。
我田引水ではございませんが、日本農林規格での「有機栽培」と「無農薬」では、その基準の厳格さも別格といってよいレベルの差がございます。
「減農薬」「農薬不使用」「無農薬」などの表記でございましたら、農場の農薬使用履歴と土壌検査で済みますが、「有機栽培」となりますと過去数年間の農薬不使用の履歴証明、農場のまわりに何メートル以上の緩衝地域(何も作物を植えつけない地域)を設けなくてはならないなどの規定がございます。
また、にんにくは大変安価な作物であるにもかかわらず、連作を嫌い、耕作面積を多く必要とする作物です。
これを国内の契約農家で実現できるかというと、かなり難しいのではないかと思います。
もちろん、この農場での有機認定継続のための定期的な検査では、収穫したにんにくの残留化学物質、重金属検査はもちろん、土壌の検査も行こなわれております。
また、後述いたしますが、この農場の契約農家から収穫・集荷の際に残留化学物質・残留農薬・重化学金属の検査が行われ、物質が検出された農家からは、買取拒否、契約解除、罰金までのきびしい措置がとられております。
その後、中国での出荷時に日本の輸入基準にしたがった残留化学物質・残留農薬の検疫検査が行われます。
また、日本に入港後、さらに日本側で同様の残留化学物質・残留農薬の検査も並行して行われており、都合3重の検査が行われております。
また、当社の製品完成後の検査も残留化学物質・残留農薬につきまして、食品検査団体に委託しており、その結果は、お荷物に同封されております小冊子で、公開させて頂いております。
そちらもご確認いただければと存じます。
今回、おかげさまで受賞の栄誉をいただきましたモンドセレクションは受賞メダルの色の選定の前に、厳格な品質検査による足切り段階がございますので、この点でも、当社の品質に公的な安全性の証明がなされたものと自負いたしております。
どうぞ、ご安心いただければと存じます。
わたしは以前、自営でショップを経営しておりましたが、父の事業をインターネット通販という形で引き継ごうとした折、それまで使っていた中国産にんにくを国内産に切り替えようと、名産地とよばれる青森、長崎、鹿児島などの業者さんや農協などにかなりの軒数、問い合わせした事がありました。
その動機は、素人なりに「中国産にんにく」では、セールスにマイナスになると考えたからです。
ところが、その結果わかったことは、中国産にんにくを使った方が安全なのではないかということでした。
つまり、『国内産の有名産地のにんにく』だからといって、最終的な収穫後の残留化学物質の検査が常に行われている、あるいは義務付けられているわけではない、ということでした。
元々中国は当然、全国土で有機農法で(『自然農法』という意味合いで)野菜を作っていました。
今でも国土の単位面積あたり、世界で最も農薬をつかっている国は日本です。
そんな中国に農薬と化学肥料を持ち込んで日本への輸出向けの野菜の作付け指導をしたのは日本の商社です。
ところが、農薬と化学肥料を使えば収量が多く、日本輸出用の野菜だけでなく中国国内でも見た目も奇麗で、人気が高く、非常に高く売れるということを中国のお百姓さんが知って以来、使い方の知識もないのにムチャクチャに乱用しはじめたのが、中国の農薬付け野菜、いわゆる「毒菜」といわれるもののはじめです。
そして2003年の4月、日本でほうれん草などで残留化学物質が異常に高い中国野菜が問題となり、輸入規制から税関検査の強化、また関税をめぐる厳しい法律の成立にまで発展しました。
この時期、スーパーから中国野菜がキレイになくなりましたが、唯一にんにくだけは店頭で売られていました。
これは、にんにくが本来、農薬を必要としない作物で、残留化学物質の検査基準をクリアしていたからでした。
問題は、肥料です。。。
そして今では、中国に農薬と化学肥料を持ち込んだ商社が、日本向けの野菜の作付け指導で、契約農家に農薬・化学肥料の使用を禁止するという逆現象が起こっています。これを怠った契約農家には買い付けを拒否するどころか、罰金まで科しているそうです。企業は何でもやりますね・・・
以前青森を中心として、名産地とよばれる各地のかなりの商店に問い合わせをしたことがあり、その際「収穫後の残留農薬の検査は農協などでしているか?」という問い合わせをいたしましたところ、国内の産地でそのような検査を実施しているところは皆無でした。
また、「有機肥料を使用しているとして、その有機肥料の残留農薬検査はしているのか?」の問いに対してやはり、どの産地もしていないという現状でした。
その際「有機肥料だから、有り得ない」という事のみの連呼で非常に不誠実な対応をされたことが1度や2度ではありませんでしたので、わたし個人は、「国内産ブランドにんにく」には非常に懐疑的な思いを持っています。
日本に輸入される中国野菜のうち、大手商社(大手といかなくとも、「まともな」業者)であれば、中国側の検疫も日本側の検疫もあたりまえに受けます。
ところが、中にはブローカーのような業者もおり、混載(他の輸入品目と混ぜて輸入する方法)や、サンプル輸入(あくまでもサンプルでの輸入だという名目で検疫を逃れる方法、サンプルとはいえ、100kg、200kgでも「サンプル」で通るそうです)などの手法で関税の目をごまかし検疫なしに輸入させるというケースもあるそうです。
(法の強化で、このあたりの抜け道もやりずらくなっていると信じます)
キチンとした業者であれば、後で問題が起き事業が存続できなくなることを恐れ、所定の手続きに従って検疫をすませますが、そのつもりもないようなブローカーは、検疫逃れの手法を(おかしな話ですが)日々、研究・研鑚に余念がない、というようなことだそうです。
そして、そのようなことが露見し、問題にならない事の大きな原因に仲買人(青果市場の業者さんなどを想像していただくとわかりやすいかと思います)が、そういったブローカーの仔細には敢えて目をつぶって買い付けするという事情が有ります。
生鮮品の場合、仲買人は主要取引先の求めに応じて、十分な商品が揃えられないということが、一番の負い目となりますため、より多くの売り手を確保し、同時にそれこそあらゆるチャンネル・人脈をつかって商品を探し出します。
また、受注の増減を補うため、格安のアウトレット品の入手先を確保しておこうとします。その時、正規の検疫をすませたのかどうかはブローカーに関税の証明書の提出を求めればすむのですが、そのことを不問にして商品を買い付けるというケースも、実際にあります。
また、商道徳というようなことに無頓着な仲買人の場合、より安く仕入れて儲けようとすれば、取扱品のうち、そのようなブローカーまがいの業者から仕入れた商品を多くまぜる、それしか扱わない、というようなことにもなります。
当社はこのような事情から、仲買人を通さず商社から直接買い付けています。
残留化学物質や重金属の検査証と検疫証は、「この期間の荷物のものを見せてくれ」ではなく、「この日の荷物のものを見せてくれ」と請求することができる体制を整えています。
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