また、製法の維持のためには、経営の独立性を常に確保していかなければなりません。
そのために他者からの借り入れ・資本参入は常に最小限を是とし、自社資本による企業成長を最大限とするよう健全な会社の財務体質を作り上げることが必要です。
当社の最も大切な理念、「当社の製品を必要とする出来るかぎり多くの方々のお手元に確実に製品を提供していく」このことを達成させる為には、その都度、製造設備も整えていかなければなりませんし、今より多くの方々にお仕事をしてもらわなくてはならないようになるでしょう。
それはもちろんですが、広告宣伝や今まで当社が体験しなかった販売ルートの開拓などにも、より大きなお金が必要となってくるでしょう。
より多くのお客様に当社製品をお届けし喜んでいただく為には、その時、その時に必要とされる人材、才能、設備におしみなく投資し続けることができ、常に事業を拡大させていっても大丈夫なだけの、品質管理やサービスの充実した体制を準備しておかなければなりません。
そのためには、常に必要充分な利益を確保していくことがとても大切になってきます。
現在の社会的状況では、事業を大きくしていこうとした時、それに必要なお金を自社の利益だけでまかなっていこうという考え方は、まず、一般通念上で「非常識」とされています。
通常では「先行投資」という「借金」で設備や人材確保がなされ、その後に「その借金を返すために売り上げをあげましょう!利益を上げましょう!コストを下げましょう!」ということになります。
通常の企業であれば、他者への返済や導入した資本の配当などに利益が満たない事態となれば、事業縮小やリストラ・解雇がなされます。が、当社では一旦、仕事に従事していただいた方に離職をお願いすることは「ある例外」を除いて、絶対あってはならないと考えています。
それが現状の一般社会では「非常識」ではあっても、本来あるべき社会正義と考えているからです。
逆に、そういった不確かなお金や将来設計をあてにするのではなく、「実際、今、会社にあるお金」で「将来の成長」に準備・投資していくことが、ひいては製品や製法を守るための最も重要な道筋であると考えます。
この経営の独立性を維持していくのは、通常の経営より困難がついてまわることとなります。みなさんには、よりきびしく経営効率が要求されていくことになるかもしれません。
みなさんには、激務の中でも当社の企業理念の第一義「素晴らしい製品を空間的・時間的な広がりの両面で、最大限に広く行き渡らせること」を決して忘れない、強靭な精神力が要求される場面があるかもしれません。
それは、「選ばれた者」が享受しなくてはならない「試練」と捉え、それを克服することで、更にみなさんひとりひとりの成長が果されるという、前向きな姿勢、心の在り方が必要となります。
そのことを常に心に持ち続ける事ができる「仲間」こそが、当社の求める人材です。
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